ルニラボ

lni_T の長文置き場

名探偵コナン から紅の恋歌 感想【ネタバレ有り】

はじめに

劇場版名探偵コナン 見てきました。

コナンに登場する女の子の中で誰が一番好きかっていうと和葉ねーちゃんなので、こりゃあ見に行かねばなとなって行ってきた次第。

というわけで、ネタバレ有り感想をTwitterに書くのは外道のすることなので、こっちを活用していきましょう。 百人一首がキーワードになっている映画ですが、授業で習っただけで全然分からんので、そっちと絡めた感想はないです。

ちなみにネタバレ無し感想は↓

ネタバレ有り感想は「続きを読む」から

良かったポイント

メインテーマは相変わらずかっこいい

  • 劇場版コナンの見所といえばやはり毎度アレンジの違うメインテーマ。今回もカッコイイですな。
  • カッコイイ以外の感想では「最近のメインテーマは落ち着いてるのなあ」という感じ。
    • 前回の平次メイン劇場版の【迷宮の十字路】のようなアゲアゲ&和テイストな奴ではなかった

爆発

  • 今回は爆破系の犯人だったので、爆発シーンが多いです。
  • 序盤から爆破事件に巻き込まれるので、劇場版コナンの恒例行事である所の爆発はちゃんと見ることができます。

序盤から平次が有能

  • 序盤の爆破事件から逃れるためにコナン君恒例のスケボージャンプがある訳ですが、川に飛び込んで助かる予定の所、諸事情で飛距離が足らず地面に激突しかけます。
  • そこで先に脱出していた平次が階段の欄干を蹴って空中ジャンプキャッチからの着水をキメて助かるわけですが、序盤から良い相棒感が出てて良いです。
  • 平次といえば結構かませ犬の役が回ってきがちなんだけども今回は無事で何より。

ゲスト声優の使い所は弁えている

  • 劇場版コナンの恒例行事として本職声優でないゲスト声優の参戦がありますが(やめてほしい)、これはそこまで悪影響は与えていませんでした。
    • 女子ゲストの方はストーリーの導入役、男子ゲストの方はめっちゃ怪しいけど真犯人とは全く関係ない奴という感じで、結末には影響していない感じでした。
  • 【業火の向日葵】とかだと、「こいつらの中の誰かが怪しい」って状況で1人声に違和感ある奴が居て「あれ、こいつ犯人じゃね?」とメタ視点で犯人が分かってしまい途中でげんなりしていたんですが、そういうのは無かったのでGood.

真犯人が強い

  • 今回の真犯人は相当頭脳寄りの犯人で、かなり手の込んだことをやってきます。
    • 計画は自身で行うが爆破等の実行は腹心の部下(元秘書)を使う
    • 爆破現場に出向いて自ら負傷して疑いを反らす
    • テレビ局爆破という手段で、本編の3年前に起きた事件の証拠である百人一首札の焼失を狙う(偶然にも阻止されますが…)
    • 真犯人を別の人間に見せかけるための証言をする
    • 詰めの一手前で、真犯人と誤認させるために実行犯の元秘書を爆殺
    • 最終目的は3年前の事件の真犯人(病死した自分の妻)の隠蔽とそれに気づいた人の殺害
      • 偽装工作のために最後は自分ごと死ぬ予定だった
    • 全てバレたタイミングでは潔く自供するように見せかけて、3年前の事件の罪を自分で被ろうとする
  • こんだけやられると、うほーすげーちゃんと犯人やってやがるぜーとテンションも上がるというものです。
    • 多分、"重要人物の中から、いかにも怪しいミスリードを除いて残った人が真犯人"という劇場版コナン犯人当てメソッドを使わないと、新一より先に犯人が分かることはないんじゃないでしょうか。
    • 自分もギリギリまで気付きませんでした。
  • 十字路のときの毒エンチャ打刀と篭手パリィで殺しに来るガチ物理アタッカーの真犯人とは対照的なのもGoodポイント。
    • 戦闘が見れなかったのは残念

ジャンプ脱出

  • ラストは燃え盛る百人一首大会決勝戦会場からの平次バイクジャンプによる脱出なんですが、これも良いポイント。
  • 通常だと飛距離が足りない所を、真犯人の持っていた最後の爆弾の爆破スイッチを押して爆風を起こし、それに乗って飛距離を稼いでしました。
  • 序盤のコナンがジャンプするも飛距離が足りなかったシーンとの対照で、平次の能力が際立つ結果になってますね。
    • コナンの世界で物理学を気にしてはいけない。いいね?
  • 天国へのカウントダウン】でも使われた爆風ジャンプですね。セルフオマージュとかいう奴なのかな?
    • 天国、ベイカー街、十字路辺りの世代なのでかなりぶっ刺さりました。
  • 一応、後ろに捕まる和葉への「手離したら…、殺すで」という決め台詞はカッコよかったんですが、野郎にはときめかないので特に影響なし。

笑ったポイント

コナン君の推理披露が現代化しすぎている

  • コナン君がスマホ画面出力をBluetoothかなんかで液晶ディスプレイに映しながらスライド使って平次が事件のプレゼンをしていました。
    • 同行者は笑いをこらえるのが大変だったらしい。
  • しかしコナン君いつスライド作ったんでしょうね。灰原さんに頼んでたとしたら、とんだヒモ野郎である。

ヒロインの乳がでかすぎる

  • 「乳でかすぎやで」と平次が評するシーンはあるものの、明らかに胸部装甲マシマシ過ぎてちょっと笑う。

コナン君 各都道府県の警察とコネ作りすぎ

  • 【迷宮の十字路】で、京都府警とコネを作っているので、事件現場に入り放題の平次とコナン君
    • 捜査がどんどんストレスフリーになってて話がスムーズ

おわりに

  • そんな訳で特にもやもやすることもなく面白く見れました。これは完全に劇場版コナン盛り返してきてるんじゃないでしょうか。
    • 紺碧の棺とかいう黒歴史は忘れていけ
  • 相変わらず真面目にトンデモアイデアとトリックをぶち込んでくるアニメなので、安心して笑って見ていられます。
    • 細かいツッコミは野暮

余談

  • クイズ相変わらずありました。恒例行事なんでやめるのも難しいんでしょうが、その尺を他の所に使って欲しいとも思ってしまう訳でして。